とは言っても映画館で見るわけではない。すべてDVD。最近はめずらしく和物を見ている。石井輝男の『黒線地帯』はまるで昔の劇画のようなタッチ(影響関係は多分反対なのでしょうが)。ストーリーのつながりよりもとにかくテンポのよさでねじふせて説得する。1960年の横浜の街が舞台で、多分あそこかな、というような風景が時々現れる。『少年メリケンサック』も見た。『緯度0大作戦』は英語版の方が見やすいようですが、眠くなってまだ最後まで見ていない。洋物では『ダスト』と『決断の45口径』を見たがどちらも不完全燃焼。『ダスト』の方ががんばっていたか。『決断の...』はアーネスト・ボーグナインの現役の姿を見られるだけでもよし。ウッディ・アレンの『カメレオンマン』はなかなかの労作です。彼に似ているとよく言われる。猫背といつも落ち着きのないところが自分で見ていてもたしかにそうだと思うが、あまりうれしくない。