『鷲と鷹』というタイトルの映画は他にもあるが、これは1933年の戦争映画。第1次世界大戦のフランス空軍に参加したイギリス人パイロットの物語。任務は敵地の偵察写真を撮ることで、そのため撮影兼戦闘要員を後ろに乗せた復座式のやや大型の複葉機が登場する。飛行機の名前をすらすら言えたのはもう昔の話で今のところ名称不明。しかし彼はいつも戦闘には勝利するものの、なぜか相棒を次々と死なせてしまう。わざわざ有能な相棒として後を追って来た(ケーリー・グランド演ずる)男とは一度同乗したときの出来事がもとで二度と一緒に飛ぶことはなく、結局彼は新米の兵士を乗せてまたも死なせてしまう、と行った展開でこれ以上は書かないが、先が読めてしまう単調さはまぬかれない。ちょっと驚いたのは銃座に据えられた機関銃が自分の機体に向けてばりばりと乱射出来ていたこと。本当だとしたらまるでオウンゴールのようなものだ。
気休めに映画のことを書いた。それくらいストレスフルだということ。