マカロニ・スターの中でも一番長生きしそうな人が真っ先に死んでしまった。『荒野の1ドル銀貨』の哀切さと『南から来た用心棒』の前半の快調なテンポ、『シルバー・サドル』も悪くなかった。
昨日は『夕陽の用心棒』を見た。後半はなんとなくぼろぼろだけど、西部劇という新しいジャンルに挑戦しようとする人たちの熱気は十分に伝わって来る。
彼のことを知ったのは『タイタンの逆襲』だ。金髪の青年が軽快に飛び回っていた。2番館でよくやっていた。しかし彼はやはり西部劇の中で一番輝いていた。後期の作品になって、ようやく味が出て来たかな、というところで、残念ながらブームは終わっていた。