2泊3日の福岡滞在で、セミナーに参加した。
今回の私のお題はミュージアム・シティ・プロジェクトについて10分間で説明し、後は聞かれたことについて補足的に答えるという流れで、発足時に実行委員会メンバーだった現福岡市文化芸術振興財団専務理事広川大八氏とMCPが博多部に進出した時の強力なパートナーだったC-E Worksの岩永一氏(すみません、資料なしで適当に書いているのでまちがっていたらあとで訂正します)とともに、約25年前の福岡市の状況を、それぞれ、アート関係者、行政、企業という立場から関わった経験と、今の課題の触りの部分までという入口のようなセッションで、あとはすべて若い人たちにおまかせして次と交代した。受講者のみなさんの中には年配の方も少し見受けられたが、大部分はお若い方で、25年前の出来事が果たして伝わったかどうか、あまり自信がない。というのも誤解がないようにしておきたいが、それはバブルだったから出来たとか、時代が違ったとかいうことではなく、やはり当時としても無謀なことだったのだ。それなりの経験を重ねた今の私であれば、多分やっていない。
あの時は客観的条件はやっているうちについて来るだろうと思っていたが、結局10年やってもそんなものはついてこなかった。しかしながら25年の時間が過ぎ、そして私が知らない間の動きも含めて、福岡の街が変わろうとしているらしい。
そんなわけで、昔若かった年寄りが酔っぱらっては話し込んでいた。どうなることか。
追記:主催された関係者のみなさん、いろいろ大変だったと思います。ありがとうございました。