先月ころんで傷めたひざがますます痛くなり、歩く姿もなんだかおおげさになってきたので、今日はひざにハンカチを巻いて、その上からガムテープをぐるぐる巻きにして海の中道の現場に出かけました。おかげで比較的ましだったようです。もともと腰がわるいので、これは朝起きた時必ずだるくなっているのですが、この上ひざまで駄目になってくるとちょっとつらいです(追伸、さらにひどくなってきました)。
昨日は香椎に寄り道があって、その後西鉄香椎宮の駅から電車に乗って、中州川端まで出ようと思ったら、そんな駅とっくになくなっていたのですね(訂正、なくなっていませんでした。高架になって場所が移動していました)。何も知らなかった。仕方なくJRの香椎駅に向かって(福岡方面以外の方に注釈、香椎って何?という方は松本清張の『点と線』をお読みください)歩いていたら、あのなつかしい「あい書林」さんの看板が昔のままの姿で立っていました。昔私が香椎の幼稚園に非常勤で通っていた頃、香椎駅周辺には古本屋さんが4軒あって、週に一度の通勤のたびに寄り道しては安い本を買い漁っておりました。。今残っているのはこのあい書林さんだけではないでしょうか。ご主人はかなり以前になくなられて、今は奥様が店番を引き継がれています。ご主人はもともと喫茶店をされていたとかで、私が店に入ると必ずコーヒーの準備が始まって、棚の半分も見ないうちに、「コーヒーをどうぞ」と言われるのでした。で、用意された椅子に座って、しばらくご主人とお話をさせていただくのですが、なにを話していたのでしょうか、もうすっかり忘れてしまいましたが、多分私はほとんど聞き役でした。
で、私はなつかしい本棚を見回して2冊の本を買いました。式場隆三郎『微笑亭夜話』とディルタイ『想像力の分析』です。どちらも装幀がいい。