山野真悟事務所:アートセンター関連記事
2020-06-15T22:19:33+09:00
kitanakaw301
横浜市北仲ホワイト301号室山野真悟事務所の活動を紹介します。
Excite Blog
アートセンターに始まりアートセンターに終わる
http://kitaw301.exblog.jp/26170162/
2016-09-06T07:45:00+09:00
2020-06-15T22:19:33+09:00
2016-09-06T07:44:24+09:00
kitanakaw301
アートセンター関連記事
『パブリックとアート』研究会
http://kitaw301.exblog.jp/7022374/
2007-06-26T13:55:00+09:00
2011-09-25T18:13:11+09:00
2007-06-26T13:55:46+09:00
kitanakaw301
アートセンター関連記事
少しずつ修正を加えながら持ち歩いている論題です。人前で話し、そして様々な角度からの質問を受けることで自分の論旨の弱点も見えてきます。昨日もたくさん質問やら疑問点の指摘が出てとても参考になりました。特にアートセンターについてはいろいろな議論が出来ました。
しかし学生さんたちは明るい。いいですね。後小路先生もなんだか楽しそうだった。
第1回の天神芸術学校の受講生で、それがきっかけで会社をやめて九大に入り、後小路先生のもとで勉強している、という方がいました。「天神芸術学校がなかったら私は今ここにいませんでした。」
とてもうれしい話です。
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アートセンターの機能について(6)
http://kitaw301.exblog.jp/5900294/
2006-10-20T17:46:44+09:00
2006-11-09T17:26:33+09:00
2006-10-20T17:46:44+09:00
kitanakaw301
アートセンター関連記事
各地域のアートセンター的機能を持ったスペースあるいは個人とのネットワーク作りは、このセクションの最も重要な活動です。それはアートセンターの事業のすべてを支える基本的なデータの集積であり、またそれは、常に更新されることによってはじめて、維持することができる機能です。
(時間切れです。次回に続く)]]>
アートセンターの機能について(5)
http://kitaw301.exblog.jp/5895166/
2006-10-19T19:23:00+09:00
2012-10-16T15:03:13+09:00
2006-10-19T19:16:28+09:00
kitanakaw301
アートセンター関連記事
その特徴はまず学校が街の中心部にあること。それによって街と学校との間に相互作用が生まれることが重要です。
学校は街の精神的、文化的な環境を形成する上で重要な役割を果たすはずであり、また、街そのものが生徒たちにとっては学校の一部である、ということも出来ます。
もうひとつの特徴は、この学校はそれまでの経歴や年齢に関係なく誰でも入ることが出来るということです。経歴と年齢のばらつきは、学校の中にひとことでは要約するこの出来ない社会を持ち込むことになるという考えからです。
そして受けたい授業の選択は自分で決めることにしています。授業の選択内容によって、専門性の高いコースを選ぶことも出来るし、アマチュアとして基礎的な知識を得る場所としても利用出来ます。授業はアーティストや、評論家、ディレクター、ジャーナリスト、の他、美術館や大学などのサテライト的な機能を兼ねて、学芸員や大学の先生による授業も組み込んでいます。アートセンターのスタッフが講師になる時もあります。
まるですでにやっていることであるかのように書いているのは、はじめに言いましたように、何度か実験を経験しているためです。
おおまかに言えばアーティストコースとマネジメントコースがある、と言えるでしょうが、それほど厳密に分かれているわけではありません。
私は東京の美学校で『アートプロジェクト』というクラスを担当していますが、これは上記のふたつのコースが入り混じったようなクラスです。
生徒の側の選択しだいで、幾通りかのコースが出来る、ということでしょう。
(4)の施設のところでも触れたように、アートセンター全体が生徒さんたちの実習のための施設でもあります。選択した授業の内容によっては、その現場を体験することが重要なこともあります。そしてアートセンター自体が常に人材を必要とする場所であり、自らのためにも後継者を育成しておかなくては、ということになるでしょう。
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アートセンターの機能について(4)
http://kitaw301.exblog.jp/5883496/
2006-10-17T17:59:00+09:00
2006-10-17T19:09:10+09:00
2006-10-17T17:59:17+09:00
kitanakaw301
アートセンター関連記事
一般的には、この種の文化施設は独立して存在し、それぞれの社会的役割を果たしています。それと同様のものと思われがちな施設を、敢えてアートセンターの一部に組み込むことについてはいくらか説明が必要だと思います。
第一にそれはアートセンターの姿勢を表明するための施設です。
アートセンターがどのような作品を評価し、今後どのような方向性を持って活動していくか、について、自らを説明することが要求されると思います。
私は、アートセンターがただ受身で、透明な媒介者という立場ではなく、それ自身が能動的で、状況に介入する立場である、という自己意識を持って活動すべきだと考えています。
そのためにアートセンターが独自に運営する発表施設を通して、アートセンターの姿を外部に示すことが必要であり、それがこの展示・発表機能であると考えます。
あわせて、この施設の存在によって、多くの人たちが周期的にアートセンターを訪れる機会を作る役割も想定されています。
またここは、当然アーティストを紹介する場所であり、他地域との交流を発表する場所でもあります。
もうひとつの重要な役割は、次に言及する予定のアートスクールの生徒さんたちの実践、つまり教育のための場所として利用される、ということです。
企画作りや、実際の現場作業などを担当のスタッフとともに経験することは、このような職種を
めざす人たちに取って重要な機会であり、またアートセンター自体の後継者の育成としても必要だと考えます。
ということで、展示・発表のための施設を持つことを提案してみました。
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アートセンターの機能について(3)
http://kitaw301.exblog.jp/5865379/
2006-10-14T15:55:00+09:00
2006-10-16T19:48:36+09:00
2006-10-14T15:55:08+09:00
kitanakaw301
アートセンター関連記事
a)個人のアーティストあるいは民間、行政を問わず、ある団体がアートに関わる事業を計画している場合のサポート。
b)個人あるいは団体とのアートプロジェクトの共催。
c)複数の施設、複数の事業、複数のアートプロジェクト間の調整とネットワークを作る作業。
d)アートセンター単独の事業の実施。
企画の部門が、おそらくアートセンターの機能の中で、最も能動的に動いているように見えると考えられます。活動的であり、対外交渉が目立つ部門です。
a)についてはふたつに分けるべきかもしれませんが、ここでいう個人のアーティストとは、機能の(1)であげたサポートの範囲を超えるような、大型のアートプロジェクトの場合を想定しています。
その他の団体とは分野を問わず、もともとアートプロパーであれば、その事業への種々の支援、アート以外の分野であればその事業計画へのアートの介入についてのアドヴァイスや、アーティスト、アートNPOなどの紹介、あるいはそれに留まらない、ともに事業に参画するケースも想定されています。
b)はあまり説明を要しないと思いますが、d)であげているセンターの単独事業に対して、こちらを優先すべきである、という意味であげています。
それは、アートセンターの本来の主旨は民間の活動(私はすでに行政の関わるアートの活動でさえ支援されるべきであると考えていますが。それほど行政内的にも、ないがしろにされやすい領分であろうと思います。)を支援することであって、アートセンターの活動が民間の活動を圧迫することがあっては本末転倒になるからです。
c)は、最後に言及しようと考えている広報活動とも関係がありますが、この中ではいくらか規模の大きな話で、海外との関係作りまで、話は広がります。
福岡市では、すでに多くのアジア関連の事業が実施されています。しかし率直に言えば、その事業のほとんどは、海外はおろか、国内においてもまったくと言っていいほど知られていません。
当初注目を集めていた事業も、海外を含む他都市の後発事例の成功や、ほとんどの事業が予算を縮小される中で、ただ惰性で続いているのか、あるいは内容がすぐれていても、それを広く伝えて多くの観衆を集めるための余力が残されていないか、このいずれかのようです。
c)は、これまでの、特に行政の事業を見直し、それらをより効果的で統一的な事業にまとめあげることによって、国内および海外からも注目を集めることが出来る事業へと転換させようという考えが、背景にあります。
少なくとも、これまで多くの部局や施設ごとに行われていた事業が、統一的なサイクルとテーマのもとに連携することを前提に、互いに対話し、協力体制を作る場所として、アートセンターは想定されています。
個人的には以下のように考えています(一例として読んでください)。
10年間の共同活動計画を作り、それに沿ってテーマが設定された3年単位(トリエンナーレ)の大規模事業を行う。そのさい、毎年実施されていた事業の一部は3年に一度に変更する。
毎年事業を行う必要があるものについては3年計画を作り、3年目に共同事業に参加する。
なぜそんなことをしなくてはいけないのか?という声が聞こえて来そうですが、それは危機意識からです。
例えばアジア関係の事業が福岡市でいくつ開催されているのか正確には知りませんが、現状のように、それらがただばらばらに行われている状態では、対外的にも、市民に対しても、そのほとんどがすでに効果をあげていない、と思います。
中には、実際には重要な役割を担っているにも関わらず、注目を集める力がないために危機に陥っているものもあります。例えば福岡アジアトリエンナーレはアジアのアート界では大変重要な位置を占める美術展です。
しかし、市民に対してその重要性や面白さが伝わっていないことや、海外からの集客を期待するには物量(?)的に規模が小さいこともあって、観客動員があまり多くないという事態を招いています。
私は、解決策はただひとつだと思います。規模を大きくすること。福岡市美術館をはじめ、その他の施設にまで物量を拡大することと、担当部局を異にしていた事業や、ヴィジュアル・アートに限定されない他ジャンルのイベントもトリエンナーレと同時期にまとめ、ひとつの事業として開催すること。
このようにして、規模を拡大した上で、はじめて事業そのものが大きな広報に価するものになります。
大きな広報とは、最終的には国内、及び海外の同様の事業と連携した広報活動を展開する、という意味です。一地方都市の一つの事業だけで多くの集客があるということは考えにくいことですが、例えば(実際にはそうなっていないので、例えば、です。)横浜と上海と光州とシンガポールと福岡が(このリストはもっと増えてもいいのですが)同時期にビエンナーレあるいはトリエンナーレを開催するなら、遠方からの集客が可能になるし、また共同の広報活動によって、お互いにメリットがある、ということになります。
広報活動についてはまた改めて言及しますが、このように、複数の異なる事業やジャンルの間の関係を作る場所であり、さらに都市間のネットワークを作り、維持する場所としてアートセンターが機能することが求められていると思います。
アートセンターは常に互いに異なる言葉や条件の間に在って、どこまでそれらをつなぐことが出来るかという能力が問われ続ける場所になるでしょう。
d)についてはあまりいうことはありません。b)において言及したことがあくまでも前提です。どうしても単独でしか出来ない事業があって、しかも必要性が高いようであればやります、という意味です。
しかし、文章長いですね。こんなに長くて誰も読んでくれなかったらいやですね。
編集の時に短くするよう努力します。
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アートセンターの機能について(2)
http://kitaw301.exblog.jp/5812873/
2006-10-05T17:39:00+09:00
2006-10-05T17:42:14+09:00
2006-10-05T17:39:00+09:00
kitanakaw301
アートセンター関連記事
情報提供の窓口と言っていいでしょう。私たちが他の都市を訪れて、まずどこへ行けばその街のアート情報が得られるかと考えた時、目印となるアートセンターがあるととても助かるはずです。訪問以前にその都市のアート情報をセンターのサイトで集めることも出来ます。現在日本の地方都市は、たまたまそのような機能を担う個人、または団体があれば、他都市に情報は流れますが、もしなければ、その都市の状況は外部からはまったく分からない、というのが相変わらずの現実です。話はそれますが、海外の調査を行うように、国内の調査と比較研究が行われる必要があります。
アートに関わる施設や催し、アーティストの紹介等々がこの部門の役割です。それらは一般的なオーディエンスに対するサービスですが、さらにアーティストやキュレーター、ディレクター、アートNPOなどの人材や組織を、なんらかの仕事に起用したいというケースの相談窓口としても機能することが考えられます。
このセクションが、センター全体の入り口であり、顔としての役割を担うことになります。ここから内容によっては他の機能へと接続していくわけです。
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アートセンターの機能について(1)
http://kitaw301.exblog.jp/5807043/
2006-10-04T18:58:00+09:00
2006-10-05T15:16:40+09:00
2006-10-04T18:58:15+09:00
kitanakaw301
アートセンター関連記事
ここで改めてアートセンターの機能について7項目に分けて説明してみたいと思います。
一度に書くと長過ぎるので数回に分けて書き、あとで編集してみます。
優先順位、順不同です。この中には、アートセンター自身の経済活動につながるものと、つながらないものが混在しています。また、当然他の機能と重なり合うところも出て来ますが、それは繰り返し言及することになるでしょう。
1)アーティストのための環境整備、サポート
まず、アーティストが生活出来る街を作ることがひとつの大きな目標です。
そのためにアーティストの仕事の機会を増やすことや、販売のシステムを作ること、あるいは民間のそのような活動を後押しすることがアートセンターの大きな役割となります。
これは要するに経済的なサポートの一部なのですが、その他に、当然、補助金や協賛金等についての情報提供をアーティストに対して行う作業があります(ということはアートセンター自身がそのようなパイプを持ち、それを維持していく役割を担うことになります)。
その前提としてアーティスト自身の資料の集積と更新、そしてプロポーザルの制作そのものをサポートするサービスが必要でしょう。
もうひとつは制作環境です。とりあえずここでは美術の話で説明しますが、多くのアーティストが十分な大きさの制作スペースや作品をストックするスペースを持っていません。誰もが意外な程小さな部屋で作品の制作をしています。そしてせっかく作った作品も保管場所がないために廃棄される例が多いのです。
これもアートセンターが介入すべき課題のひとつであると思います。
その他、発表の機会、場所についての情報提供と、特殊な材料や技術(技術者、工場など)についての情報の集積、提供も必要だと思います。
さて具体的なことを羅列すると以上のようなことになりますが、これは単にアートセンターがアーティストに対し、受け身で何でもサービスを行うということではありません。場合によってはサービスに価しないという評価もあり得るし、アーティストとともに作品について考え、制作の過程を共有することがあるかもしれません。あるいは展示についてともに考え、サポートする、ということもありそうです。それは何かの傾向を作り出そうということではなく、多様な対応が出来る体制を持つことがアートセンターに求められているということだと思います。
1項目1回になりそうですね。
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アートセンターのことをまた
http://kitaw301.exblog.jp/5712568/
2006-09-19T02:29:00+09:00
2006-09-19T12:56:53+09:00
2006-09-19T02:29:18+09:00
kitanakaw301
アートセンター関連記事
2階書斎の瓦が一部吹き飛びました。修理ができるまで雨が降らないといいのですが。
さてアートセンターです。
福岡に限らず、いくつかの地域でその構想は動いているようです。
アートが都市やコミュニティと改めて結びつくための活動を集約的に行う場所と機能が、ここでいうアートセンターだと思います。
アートセンターは、都市やコミュニティが必ずしも近代的なシステムでセットアップされているわけではないということ、また近代化の経過においてもじつはそれぞれの都市やコミュニティは微細な違いを持って進んでいる、ということを前提にしている、と思います。というわけで、これは何か始めから出来上がった機能がどこかに忽然と現れて、既存の都市のシステムの中にそのまますんなり収まるというようなものではありません。
それはアートとそれをとりまく社会の両方に対し、能動的に働きかけながらそれ自身も変わっていくものであろうと思います。
これはアートセンターの仕事の中で教育的な活動が重要な比重を占める理由のひとつでもあると思います。私はアートセンターがアートスクールを併設することを提唱してきました。いくつかの理由があります。美術教育の機会が不足していること、都心部のアートスクールは街の雰囲気の形成に影響をおよぼすであろうこと、コーディネート、マネジメント等のクラスはアートセンターそのものが実習の場になるであろうこと、以上のような理由です。
これまで1年か2年に一度実施してきた『天神芸術学校』はそのための小さな実験でした。
まだ十分果たせていないのですが、ギャラリーアートリエがコーディネートやマネジメントを含む現場のトレーニングの場所としても活用できたら、とも考えています。
しかし現実にはまだそういう状態にはなっていません。残念です。
もっとオープンにしたいと思っています。もっと多くの人が役割や提案を持つことが出来る場所にしたい。
アートセンターについての議論は書き換えを繰り返しながら仕上げていくべきだと考えて、このブログという手段を選びました。
今私の頭は絶好調というほどでもなく、日常的にはかなりの失敗を繰り返しています。
ときには周囲に迷惑をかけてもいるようです。
でもまだなんとかやってみましょう。
この文章は当然アートセンターに分類されるのでしょうが、他の話も混じっていていいですね。
そうしといてください。
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アートセンターの機能について
http://kitaw301.exblog.jp/5632363/
2006-09-06T18:39:00+09:00
2006-09-15T18:09:59+09:00
2006-09-06T18:39:54+09:00
kitanakaw301
アートセンター関連記事
アートセンターのセンターとは実は名ばかりで、それは中心にある境界線上の機能だと理解してください。ああ、書いてる時間がありません。打ち合わせに遅刻しそうです。また次回。
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再びアートセンターについて
http://kitaw301.exblog.jp/5572596/
2006-08-28T15:48:00+09:00
2006-09-15T18:10:35+09:00
2006-08-28T15:48:06+09:00
kitanakaw301
アートセンター関連記事
それは多くのアーティスト(美術の、です。)にとって自営業的で個人的な活動が普通であるか、あるいはギャラリーか代理人的存在が、彼の社会的な関係の多くを代行しているために、アートセンターを既存の役割になぞらえて考えた場合、すでに個人的な活動や既存の施設で間に合っているかのように見えてしまうためかもしれません。。
一方で、生活に困っているアーティストは掃いて捨てるほど居ます(掃いて捨ててはいけませんが)。ということは個人的な活動や既存の施設では間に合っていない人たちもいる、ということです。
アートセンターのメッセージは、社会はアートを必要としている、ということです。このひとことに反対する(アーティストを含む)多くの人たちがいることを私は体験上よく知っていますが、これは、アートセンターの機能についての説明が十分明らかでないことも、原因のひとつになっていると思います。
アートセンターのイメージをひとことで伝えるのはむずかしいのですが、そのイメージを作り続け、作り直し続けることによって、より鮮明なものにしていくことは必要であろうと考えています。
それはアーティストの協力なしではありえないし、最近時々感じるアーティストとアートNPOの間の、アートについての認識のずれを縮めていく作業がなくてはありえないだろうと考えています。]]>
アートセンターについて
http://kitaw301.exblog.jp/5048447/
2006-06-18T15:05:00+09:00
2006-09-15T18:11:50+09:00
2006-06-18T15:05:56+09:00
kitanakaw301
アートセンター関連記事
トークの内容は主に今年4月、私自身もメンバーであった「福岡市文化芸術による都市創造ビジョン懇話会」から福岡市長に手渡された「提言」の内容に関するもので、特にその中で言及されているアートセンターの役割や課題について山野が先に説明し、それについて参加者と討論する、という形で進行しました。
なぜこの機会に、と思われるかもしれませんが、
私としては、これはいずれ個々のアーティストの活動に深く関わる機関、あるいは施設となる可能性があり、少なくとも今このような構想があることをアーティストのみなさんが認識していることが必要だと考えました。
そこで、まずは「100点の絵画」に参加していただいた約30名のアーティストの何割かが集まるこの機会を利用することにしたわけです。
私の説明に対して、取り立てて何か明確な意見というようなものはあまりありませんでしたが、
少なくとも私が危惧するところである、アーティストにとってなんの使い道もない施設ができてしまう怖れさえあることを伝えることが出来れば、まずはいいのでは、というところです。
今回の展覧会を通じてもう一つ、このギャラリーアートリエがもっとアーティストにとって身近な場所になることも期待していました。
運営している側が思う以上にこの場所はある人たちにとっては遠い場所であると、時々耳にします。
もしギャラリーアートリエでさえすでに人を遠ざけるような場所に見えているとしたら、アートセンターの話など、そもそももっての他、というしかないでしょう。
多くの人に関わっていただいて、とにかくまず風通しのよいオープンな場所にしたいと思います。ぜひ協力してください。
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