黙々と仕事を続けるアーティストもいれば、経理のホソイさんに確定申告の相談に来るアーティストもいる。時々わずかに揺れたが、それぞれ自分の仕事に戻り始めた。
昨日は昼間からビールを飲んでしまった。なんだか耐えられない気分で過ごしたが、今日は日常的な仕事を普通にやった。川口さん追悼の短い文章を書き、評価委員会の書類作りや理事会の準備などをやっている。こんなことが最近の私の日常的な業務で、事務局長とはそういうものなのです。ディレクター兼務の事務局長というのは昔福岡でもやっていたが、あの頃は事務作業などほとんど人任せだったかもしれない。
自宅の本の山はまだ崩れたままで、手を付けていない。高価な買い物だった『断面百科図鑑』は本棚の角に当たって少しつぶれてしまった。買ったままで放っておいたが、今から50年以上前に出版された本を寝室に持ち込んで開いてみると、カラー口絵の1ページ目が原子炉の図解だった。
今日は少し温かくなって、大岡川の桜もなんとなく咲く準備を始めたように見える。