最近神経をすりへらしているので、少し気楽なことを書かせていただきたい。『ガンマン大連合』の特典映像の、撮影中に偶然写ったというUFOを見たが、どうもUFOには見えなかった。もうひとつの特典映像であるコルブッチ夫人のインタビューは豪快でなかなかおもしろい。ついでに冒頭を少し見直したが前よりも印象がいい。
私のマカロニウエスタンコレクションも国内発売で言えば(見落としがなければ)いよいよ後は買おうかどうしようかと迷っている3作品と、高価で手が出ない2作品だけになってしまった(その他マカロニに数えていいのかどうか迷ってしまう微妙な作品がまだ他に何点かあるが)。
迷っていた作品のひとつ『野獣暁に死す』を先日買って途中まで見た。迷ったのは昔見た日本語吹き替え版の印象があまりにもひどくて(たしか仲代達矢は自分で吹き替えをしていたと思うが)、どうしてももう一度見たいとは思わなかったためだ。
今イタリア語版で見直すとそれほどひどくはなくてちょっと安心した。以前から気になっていたことのいくつかをあげると、主人公が牢の中で木製の銃を使って練習をしているのだけど、それがさっぱりうまそうには見えないことと、また、悪役の仲代達矢の子分たちのガタイが良過ぎて仲代がやや貧弱に見えるために、彼らが仲代をいたわっているようなそぶりが見えて、悪役にしてはとてもいい人たちに見えてしまうのだ。仲代が馬に乗ろうとするとき、子分がそっと手を添えている場面などとても荒くれ男の集団には見えない繊細さである。
付記:作品名で検索される方もいらっしゃるようなのでタイトル変えました。