福岡に帰って来た。飛行機を降りて地下鉄で天神まで行き、ロッカーに荷物を入れてそれから歩き回った。まずラーメンが食べたくてビブレのラーメン亭に行った。店が変わっていた。小さくなってきれいになっていた。ラーメンは前よりおいしくなかった。店に活気がない。ひとつ置いた隣の席にどう見ても知り合いの女性が座っていたが、スマホに熱中していたのと、チャーハンとラーメンと両方食べていて、それはかなりの分量で、これは声をかけてはいけないような気がしたので、やり過ごした。コーヒーを買って来いと言われていたので最初は岩田屋の地下に行った。豆の状態で販売していたが、どうも粉にするところが見当たらず、そのあとスターバックスに行ってみた。豆のコーナーを見ていたら親切なお嬢さんが何かお探しですか、と尋ねて来た。粉に引いたのはありますかと聞いたら、ありますよ、ということで、教えてくれた。長い列が出来ていてそこに並んでいたら、同じお嬢さんがこちらに来てくださいと言って直前まで使っていなかったレジを開けてくれた。私が年寄りだからか。多分そうだ。年寄りが行列に並んでいるのを見るにしのびなかったのでしょう。
今日買った本について報告。順不同。岩本素白『素湯のような話』、槙林滉二『北村透谷と徳富蘇峰』、金教斌『人物で見る韓国哲学の系譜』、石井満『読書は力である』、田中冬二『高原と峠をゆく』、大塚久『東洋歴史表解』(これは明治32年)、熊本県立大学『徳富蘇峰の時代』。
そして朝。庭の緑が風に揺れて光っている。今日は空き缶拾いの日だそうだ。そういえば昔やっていた。