めずらしく風邪を引いたようで、昨夜は咳であまり眠れず、今日は早退させてもらって夕方しばらく寝ていた。夜になるとまたなんとなく咳っぽくなってきた。今日届いた本を寝床に持ち込んで過ごしている。
昭和43年(1968年)頃、偕成社から「世界のこどもエスエフ」というシリーズが発行されていた。正方形に近い版形で、文字と挿絵が大きく、どちらかと言えば低学年向きの仕様で、当時高校生だった私にはもちろん無縁だったが、もう少し年齢が下だった人たちの需要が今もあるようで、案外値段が高い。
タイトルの本はフレデリック・ポールとジャック・ウィリアムスンの共作で、低学年よりはもう少し対象年齢は上のようだ。限られた字数の中でまとめなければならなかったためか、かなり速いテンポでストーリーは展開するが、それでも1950年代のアメリカのSFらしい雰囲気はよく残っている。このシリーズ中のランプマン『ラスティと宇宙怪ぶつ』と『ぼくらの恐りゅうデカ』は亀山龍樹が訳している。
今からやはり今日届いた江口天峰『修養論語』を読みながら眠りにつく予定。なぜか聖書のような装幀の本。