昨日の土曜日は、ギャラリーアートリエで『100点の絵画』の関連イベントとしてトークとパーティーを開きました。
トークの内容は主に今年4月、私自身もメンバーであった「福岡市文化芸術による都市創造ビジョン懇話会」から福岡市長に手渡された「提言」の内容に関するもので、特にその中で言及されているアートセンターの役割や課題について山野が先に説明し、それについて参加者と討論する、という形で進行しました。
なぜこの機会に、と思われるかもしれませんが、
私としては、これはいずれ個々のアーティストの活動に深く関わる機関、あるいは施設となる可能性があり、少なくとも今このような構想があることをアーティストのみなさんが認識していることが必要だと考えました。
そこで、まずは「100点の絵画」に参加していただいた約30名のアーティストの何割かが集まるこの機会を利用することにしたわけです。
私の説明に対して、取り立てて何か明確な意見というようなものはあまりありませんでしたが、
少なくとも私が危惧するところである、アーティストにとってなんの使い道もない施設ができてしまう怖れさえあることを伝えることが出来れば、まずはいいのでは、というところです。
今回の展覧会を通じてもう一つ、このギャラリーアートリエがもっとアーティストにとって身近な場所になることも期待していました。
運営している側が思う以上にこの場所はある人たちにとっては遠い場所であると、時々耳にします。
もしギャラリーアートリエでさえすでに人を遠ざけるような場所に見えているとしたら、アートセンターの話など、そもそももっての他、というしかないでしょう。
多くの人に関わっていただいて、とにかくまず風通しのよいオープンな場所にしたいと思います。ぜひ協力してください。