いつもB級ではありません。昨日は『黒いオルフェ』のDVDを例によって安売りで購入、数十年ぶりに見ました。
スクリーンとモニター画面で単純に比較してどうこういうのは不公平ではありますが、あの時の感動はなんだったのだろう、というのが正直な感想でした。
それはおそらく監督が見せたいと思っている意図とその手口がこちらが年取った分見やすくなったせいではないしょうか。
しかし興味深い映画であることに変わりはありません。前近代的な生活の背後に広がる近代的な都市の風景。最後のシーン、主人公の恋人同士はその風景へ向かって転落していくのですが、大きな植物がふたりを抱きとめて、どちらにも属することのない場所にふたりをとどめてしまいます。
もう一度見てみましょう。
仕事もせずにそんなことを、というつっこみがもうどこかから聞こえて来ます。そう、今週はいそがしいのです。働きます。
メールの方がまだ回復していません。しかしなんとかなるでしょう。