原稿は二日遅れでなんとか書き終わりました。
もう送ってしまったので読み返さない。文章が気になり始めるときりがない。しかし考えをまとめるために時々原稿を書くのはいい。
昨日から原稿に飽きてはテレビを見たり、DVDを見たり、本を拾い読みしたりで過ごしていました。あとはうつらうつらと居眠りして、まるで自分の老後を予言するかのようなこの二日間です。
たまにはいいか。
岸田日出刀『扉』は建築家の随筆集です。この人は漢字一文字のタイトルの本を何冊か出しています。辰野金吾の長男が仏蘭西文学者(漢字で書いた方がこの人らしいのです)の辰野隆であるとか、知ってたような知らなかったようなことも分かるのですが。それより戦中の中国大陸で日本人が都市計画を進めていたことが分かります。著者自身は広東の計画に関わり(これは爆撃、占領後の都市再生計画のようです)、また(おそらく石炭産業に関わるのでしょうか)『大同都市建設』計画の片鱗も紹介されています。これを調べていけば他の話と繋がっていきそうな気がします。何か知ってる人、教えてください。