昨日と今日は多くの約束を反故にさせていただき、一日の大部分をベッドの中で過ごしました。ついさっき体温を計ったら36,9度。同情を買うには微妙な数字ですが、まあかなり熱も収まったということです。
昨日の夜はさすがに面倒くさい本は読みたくなくていきなりジュブナイル、「宇宙船アルゴー号の冒険』はソヴィエトのベ・ブラドコ(よく知りませんが、どこかで聞いたことがあるような気もする。序文で1900年生まれと紹介)原作、1960年岩崎書店刊。1900年代後半、ソ連と中国の科学者を乗せた世界初の金星探検ロケットが様々の(というかお約束の)トラブルの末、ついに金星に着陸、というか転落状態。外に出てみると、そこにはなんと真っ赤な植物と巨大な昆虫の群れが地上を覆い尽くす不気味な世界が広がっていました。そして同志たちは不屈の闘志を持って次々に襲いかかる困難に立ち向かい、ついに金よりすごいウルトラ・ゴールド(?)と、ラジウムよりすごいインフラ・ラジウム(?)を地球へ持ち帰るというノンストップ冒険物語です。
どうです、すごいでしょう。最後の方はまるで子どもの頃のように、つい眠いのをがまんして読んでしまいました。
私はこの手の本をもう1冊持っています。ハインラインの『宇宙兄弟のひみつ』。彼の本がおもしろいのは分かっているので、こんな時間に読み始めたら大変です。
で、今夜は大人の本をさっきから読んでいます。有名なウォルトンの『釣魚大全』昭和11年の訳本。ウォルトンはシェークスピアと面識があったそうですから、そのあたりの時代の人です。