逆引きでいくとすると、このあと横浜、そして中国となるわけですが、中国のヴォリュームがありすぎてたじろいでいます。昨日はトイレでばったり出会ったヤマネ君と久々地元で飲みに行ったのですが、ついでだと思って飲み友達に電話したら、右半身がしびれて飲めんのよ、だと。おいおい、だいじょうぶかよ。みんなあぶない年頃が揃っている私の博多の飲み友達。健康や病気を話題にしながら酒をがんがん飲むというよくあるパターンです。
横浜でのこと。雨の日かばんと紙袋をさげて伊勢佐木町もかなり奥まで歩いてそろそろ黄金町へ折れようかというあたり、いきなり紙袋の底が抜けて荷物が地面に。横を見るとちょうどカバン屋。そうか、ここで買えということか、と中へ入るとおじさんがいる。いくつか見て、肩掛けがプラスティックのやつばかりで、「金属のはないの?」と聞くと「ないです」と答えてチェッとか言いながら向こうを向いてしまう。本当に客である私に背中を向けてじっと立っているのです。ようやく自分で金属のやつを探し出して、「ねえ、これでいいよね」と聞いても何も答えない。「これにするよ」と言ったら、ようやくこちらを向いた。いかにも日本語しゃべりたくない、というおじさん。しかしこんなお店は初めてでした。この話をするとそれバッタもんじゃないの、とみんなに言われるのだけど、妙に愛着が。