ようやく今度こそ、書斎のネット環境が整備されました。息子さんのおかげです。
というわけで今2階です。足もとがちょっと寒いけど、照明がなんとなく暗いけど、私の隠れ家です。収納しようのない本や書類が散乱しているけれど、追々片付けます。
しかし今手がけているすべてのことに対応するだけの資料を身近に置こうとすると、とんでもないことになります。結局専門性があまりはっきりしない職業のせいでしょうか。雑多な資料が処分のタイミングを失ったまま溜り続けています。
『ビエンナーレの現在』(青弓社)という本を送っていただきました。福住君と難波さんから相前後して送っていただきました。ありがとうございます。おふたりはそれぞれの観点から『横浜トリエンナーレ2005』に言及されています。まだ駆け足で読んだだけなので、もう一度読み返してまた取りあげたいと思います。面白い内容なので、みなさん買ってください。定価は2000円+税です。
福住君の文章を読みながら、アマチュアの志向性という以前ヴォッヘンクラウズールが来た時に考えたことを思い出しました。あの時、彼らは例えば日本の教育問題について素人ではないかという批判がありました。素人が口を挟むんじゃないよ、ということでしょう。その時私はある課題に対して外部から志向性を持って近づくアマチュアという役割の重要性について語り、彼らを擁護しました。福住君の文章を読むと、私は今回はどちらかと言えば専門性を擁護する立場を取っているように見えます。
私はおそらくアマチュアの志向性における、よりプラグマティックなこつのようなものを求めたのではないかと思うのですが、どうでしょう。